世界の金融危機はユーロやオーストラリアドル、カナダドルなど価値の高い通貨に影響を与えています。しかしドルや円など一部の通貨は高騰しており、先週末ベトナム輸出入銀行の円の売りレートは1円=185ドンでした。年初は1円=145ドンでしたから、30%上がったことになり、数年前の1円=100ドン以下と比べると倍になったことになります。
円高は、円建てで融資を受け、決済している企業に大きく影響しています。政府の円借款も負担が増していますが、これらのほとんどはまだ返済期限を迎えていません。
ドルと同じように円が高騰しているのは金利が低いことが理由のひとつにあります。現在、政策金利はドルが1%で円は0.3%、一方他の主要通貨は非常に高い状況にあります。
本来ならより多く利益を生む金利の高い通貨が好まれるはずですが、現在、金利の高い通貨の保有は、これらの通貨を発行する中央銀行が経済を底上げするために金利を下げる動きがあるためリスクを招く恐れがあります。
金利4.25%だったユーロは、ここ最近のごく短期間で2.5%にまで下がりました。オーストラリアドルも同様に7%から4.25%となりました。経済を刺激するためドルや円、スイスフランなどはゼロ金利政策を採る方向であることから、その他の金利の高い通貨への圧力を生じさせます。世界経済が後退局面にあるなかでの高金利は、その国の通貨や経済にとって高いリスクとなります。
現在、投資界にはドル買いの動きがあります。米経済が後退しつつあるとはいえ、ゼロ金利に向かいつつあることが理由です。ドルは大統領選後に上がる傾向があることから銀行の専門家はこの通貨の保有や決済をする場合はそれを考慮する必要があるとしています。
以上、円高についてでした。
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