1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、7.57ポイント(1.7%)下落し、438.83で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では0.58ポイントの下落に留まっていたが、第2節に入ると売りが優勢になり、下げ幅を広げた。第3節では僅かに戻したが、今日の安値近くで引けた。ベトコムバンク(VCB)とバオベトグループ(BVH)がストップ安したことが、相場の重しとなった。2銘柄で海外投資家は売り越したが、全体では僅かに買い越した。
株価:前営業日比で21銘柄が上昇、126銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄で上昇したのはペトロベトナムファイナンス(PVF)とビナミルク(VNM)のみだった。VCBやBVHの他、タンタオ工業団地(ITA)、ソンダ工業団地(SJS)もストップ安した。
商いが大きかったのは、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、VCB、サコム通信ケーブル(SAM)などだった。
アルファナム(ALP)、サイゴン縫製貿易(GMC)、タインコン縫製(TCM)、アジアヒュウリエン(HLA)、ホアビンゴム(HRC)、第5建設(SC5)などもストップ安した。一方、ベトハン生産(VHG)、サオタ食品(FMC)、ベトイ鉄鋼(VIS)、ドメスコ医療(DMC)などはストップ高した。
海外投資家はSTB、PVF、ペトロベトナム運輸(PVT)、リー冷蔵電気(REE)などに買いを入れた。一方VCB、ベトハン生産(VHG)、PVT、ファーライ火力発電(PPC)などへは売りを入れた。
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは2.01ポイント(1.35%)下落し、146.37で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、48銘柄が上昇、137銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄で上昇したのはサハバンク(SHB)とサイゴンハノイ証券(SHS)の2銘柄のみだった。この2銘柄は大幅に上昇した。
取引が多かったのはそのSHSとSHBで、共に380万株以上取引された。ACB銀行、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)などがこれに続いた。
海外投資家は買い越した。大きく買いを入れたのは、150万株強買いを入れたのはSHB。キンバック都市開発(KBC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、SHSへも買いを入れた。一方、KBC、VCG、バオベト証券(BVS)などへは売りを入れた。
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